キックスタンドのない自転車は、駐輪するときに困りますよね。
でも、キックスタンドを付けると重くなるし、見た目が気になる方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが『ミノウラ HPS-9 Get’A ペダルスタンド付き携帯工具』です。
ミノウラ ペダルスタンド付き携帯工具
このツールは、携帯工具と簡易スタンドが一体になった画期的なアイディア商品です。
キックスタンドがなくても自転車を自立させることができるので、コンビニ休憩や写真撮影時に重宝します。
2/3/4/5/6mmの六角レンチとプラスドライバーが携帯工具として付属。
もう一方の面には、スタンド用のフックとペダルを置くためのゴム板が備わっています。
両側に配置されたタイヤレバーは、スライドさせることで簡単に脱着可能です。
レバーの持ち手はやや短いですが、緊急時に使用する分には問題ありません。
スタンドとして使用するときは、タイヤレバーを本体の専用ホルダーに挿し込みます。
レバーを挿す向きは左右で異なるため、穴の形状に気を付けて差し込んでください。
また、スマホスタンドとしても使えるため、ツーリング中に自撮りをする際や、動画を視聴する際に役立ちます。
重量は165gと、スマートフォンとほぼ同じくらい。
正直なところ少し重めですが、携帯工具も組み合わさっていることを考えれば、許容範囲です。
サイズは、実測で約90mm×52mm×20mm。
パールイズミのツールケースにぴったり収まりました。
携帯工具とタイヤレバーは含まれているので、あとは空気入れと予備チューブを追加すれば出先でのパンク修理にも対応できます。
スタンドを使ってみる
事前に家で練習を行えば、すぐにコツを掴めるようになります。
使用方法
専用ホルダーにタイヤレバーを挿し込み、フックを立てれば準備完了です。
フックをペダルのシャフト部に掛けて、ペダル全体をツールの上に乗せます。
クランクを垂直よりもやや後ろ寄りにセットします。
自転車がおよそ10度左に傾くように調整すればOK。
アスファルトやコンクリートなどの平坦な地面では、かなり安定して立てることができます。
さすがに長時間の駐輪は怖くて使用できませんが、写真撮影やコンビニに寄るくらいなら実用的に使えます。
ペダルの種類は何でもOK
ビンディングペダルでも問題なく使用できました。
よほど特殊な形状のペダルでもない限り、使用できると思います。
シャフトの太いペダルは要注意
ペダルのシャフト部が太い場合、フックが引っかからないことがあります。
わたしは三ヶ島のイージースーペリアという脱着式ペダルを使用しているのですが、このアダプターが太くて、最初はフックが引っかからない問題がありました。
試行錯誤した結果、ペダルの付け根の細い部分にフックを通すことで、うまく引っ掛けることができるようになりました。
使用できる自転車のサイズは？
基本的にはロードバイクやクロスバイクに適しているようです。
しかし、20インチや14インチの自転車でも試してみたところ、問題なく使用できることが確認できました。
デメリットもあり
わたしの感想としては、スタンドとして使うためには組み立てが必要で、少し手間がかかると感じました。
スタンドを組み立ててる間は、自転車を壁に立てかけたり、地面に寝かせたりする必要があります。
また、タイヤレバーを元に戻す作業も、組み立て同様に少し手間がかかります。
まとめ
- 携帯工具と簡易スタンドが一体に
- スマホスタンドとしても使える
- ツールケースに入るサイズ
- 組み立て・収納がやや面倒
- 重量165g
サドルバッグやツールケースに収まるサイズ感なので、持ち運びも楽です。
コンビニに立ち寄ったり、気に入った景色のところで写真を撮るのに便利。
キックスタンドのない自転車に乗っているなら、このツールは必ず役に立つはず。おすすめです。
