今回は『結束バンドの外し方』を紹介します。
使い捨ての『結束バンド』であっても切断することなく外して再利用することが可能です。
結束バンドを外したい
『結束バンド』を締め込んでいたら、
- 場所が間違っていた
- 向きが逆だった
- 締めすぎてしまった
など、何らかの理由で外したいときがあると思います。
しかし、『結束バンド』の固定力は強力で、一度締めたら緩められないというイメージがあります。
『結束バンド』が余っていれば切るだけですが、そんなミスをするときに限って最後の1本だったということも…
一体どうすればいいのか悩む方も多いと思いますが、失敗したら切るしかないと諦めてしまうのは早すぎます。
結束バンドは外せる!
実はこの『結束バンド』、外して再利用することが可能です。
結束バンドの仕組み
『結束バンド』は、頭にある「爪」にバンドのギザギザ部分が引っかかることで後戻りできなくなる仕組みになっています。
なので、この「爪」をベルトから浮かせてやれば、簡単に外すことが可能です。
使用する工具
まずは、「細いマイナスドライバー」か「千枚通し」を用意します。
爪を浮かせて外す
爪とベルトの間に「マイナスドライバー」を差し込みます。
このときバンドの先端を逆方向に曲げると作業しやすいです。
爪を持ち上げると、ベルトに隙間ができてロックが外れます。
あとは爪を押したまま、もう片方の手でゆっくりとバンドを引き抜くだけ。
これで間違って固定してしまったアイテムも、はじめからやり直すことができます。
自転車用の『結束バンド』は、100均やホームセンターに売っていない特殊なサイズが多いので、この外し方を覚えておけばいざという時に役立ちます。
何度もやるのはNG
『結束バンド』は、1回きりの使用を想定して作られています。
実質的に再利用することが可能であっても、外したり締めたりを繰り返すたびにナイロン製のギザギザ部分がすり減ってしまいます。
1度外したくらいなら問題はありませんが、「マイナスドライバー」を入れるときに、グリグリしすぎたり、何度も外したりすると結束力が失われる可能性があるので注意してください。