『インナーワイヤープライヤー』なるものを購入してみました。
ブレーキやディレイラーのワイヤーを張る際、手ではワイヤーテンションが足りない場合が多く、アジャスターボルトに頼ることが多いですよね?
これはただワイヤーを引っ張るだけの工具。
しかし、あるのとないのとでは作業効率が大きく違ってきます。
出番は少ないだろうけど、工具箱に入れて置きたい一品です。
インナーワイヤープライヤーとは
インナーワイヤーを引っ張った状態でロックできる工具。
やりにくかったワイヤー止めがグッと楽になります。
各社から同様の商品が出ています。
価格はAmazon調べです。
私はポイント消化の関係でゴリックスを購入しましたが、形状はどれも全く同じ。
しかし、パークツールだけ持ち手が太く握りやすくなっています。
どんなとき使うの?
ブレーキのインナーワイヤーを例に使い方を紹介します。
右手でアームをおさえて、左手でワイヤーを引っ張って・・・
あれ?ボルトを締める手が足りないぞ。
そう、ブレーキやディレイラーのワイヤー止めって、腕が3本無いとうまく調整できないんですよね。
そこで“インナーワイヤープライヤー”の出番です。
ワイヤーを「挟んで・引っ張って・固定」します。
ロックしたらこの通り、両手を離しても大丈夫。
あとはアーレンキーでボルトを締めるだけ。
「Tacx ブレーキチューナー」と一緒に使うと作業効率が更に上がります。
ディレイラー調整も楽々
最も難しいフロントディレイラーの調整をしていきます。
一生懸命、手でワイヤーを引っ張って固定しても・・・
ワイヤーが“ゆるゆる”になってることってありますよね?
こんな時も「インナーワイヤープライヤー」でワイヤーを挟んで・・・
引っ張る!
ギザギザの歯にレバーを倒して固定します。小さい歯ですが意外にガッチリ固定できます。
ちょっと強めに引いてロックするのがポイント。
微調整する場合は、少しずつ歯をの位置をずらすだけ。
ロックしたら、プライヤーが倒れないように手で軽く支えて、ボルトをアーレンキーで締めます。
「ピンッ!」
とても簡単にワイヤーが張れました。
リアディレイラーも同様に調整可能です。
まとめ
ブレーキ、フロントディレイラー、リアディレイラー等すべてのワイヤー調整に使用できます。
- インナーワイヤーのたるみをとる
- ワイヤーを引っ張った状態で固定
- 手がフリーになる
- 確実な取り付けを可能にする
キャリパーブレーキは、あとからアジャスターで調整できるから手でもなんとかなりますが、Vブレーキの場合あるとより便利ですね。
また、フロントディレイラーは「インナーワイヤープライヤー」が必須といって良いでしょう。
作業効率が飛躍的に向上しますので、是非使ってみて欲しいと思います。