サドルバッグに入れておく予備チューブは必ずラップやビニールを巻いて保護しておこうというお話です。
予備チューブを保護しなかった結果がこちら
予備のチューブをサドルバッグに入れる際、ビニール袋やサランラップで包んだほうがいいという話を聞いたことがある人は多いかと思います。
しかし、それって本当に効果があるのか半信半疑なところがありますよね?
というわけで実験してみました。
「ラップで保護したチューブ」と「裸のチューブ」の2つを同じサドルバッグに入れてしばらくの間サイクリングしてみました。その結果がこちら↓
裸のまま入れたチューブは側面がひび割れてしまいました(泣)
かなり広範囲にわたってひび割れています・・・
反対側も同様にひび割れています。
「ラップを巻いて保護していたチューブ」と比較してみると一目瞭然。
保護していたチューブは無傷ですが、なんの保護もしていなかった裸のチューブはズタズタです。
肝心なときに使えない!?
チューブに空気を入れてみると・・・やはりひび割れが酷い。もったいないけどこれはもう捨てるしかありません。
サドルバッグに入れている予備チューブは、自転車がパンクしたときのために使うのもですが、これではいざ使おうと思っても肝心なときに使えないという最悪の事態に陥ってしまいます。
原因は振動による擦れ
サドルバッグの内部は“ロードノイズ”を拾って常に振動しています。
このロードノイズは道路表面の細かな凹凸により発生して、タイヤからフレームを通して、サドルバッグにまで伝わります。
このときに伝わる微細な振動によってチューブの側面がこすれてひび割れてしまったのです。
ラップかビニールを巻いて保護しよう!
大体2ヶ月くらいサドルバッグに入れていたらチューブがひび割れていました。気がついたのがそのくらいなので実際はもっと早かったのかもしれません。
このひび割れを防ぐには、やはりビニールかラップを巻いて保護するのが一番です。
私のおすすめは「サランラップ」。
他の安いラップは包んでも密着できずに開いてきてしまいますが、サランラップならピタッと密着してくれます。
また、ラップは膜が薄いから不安になりますが、そこは意外と問題なく、しっかりと保護してくれるので安心してください。
もちろんビニール袋で包んでも問題ありませんが、ラップで包んだほうがコンパクトにまとまるのでかさばりません。
上の画像を見てもらえればわかるのですが、ビニール袋だと四隅が邪魔になるので、その分、サドルバッグ内部の貴重なスペースを消費してしまいます。
おわりに
大切な予備チューブ、いざというときにズタズタで使い物にならなかったら意味がありません。しっかりと保護してからサドルバッグに入れるようにしてください!