チェーンは交換時期がきたら交換すべき消耗品のひとつです。
今回は『チェーンの寿命をチェックする3つの方法』を紹介していきます!
1. チェーンチェッカーを使用する方法
『チェーンチェッカー』というツールがあれば、チェーンの摩耗具合を客観的に見ることができます。
チェーンチェッカーとは
チェーンチェッカーとは、チェーンの伸びをチェックし、交換時期を判定するツールのことです。
高価な品ではないので、初心者ならこちらのツールを使って調べたほうが簡単確実です。
寿命をチェックする方法
チェーンチェッカーには2つの突起があり、「0.75%」と「1%」の伸びが測れるようになっています。
「0.75%」の突起が根本まで落ちきったら、近うちにチェーンを取り替える必要があります。
「1.0%」の場合は「即交換」です。速やかなチェーン交換をおすすめします。
摩耗していないチェーンの例
はじめに「0.75%」の突起をチェーンに落とします。
突起が落ちずに浮き上がればチェーンは摩耗していません。
交換が必要なチェーンの例
もし突起が根本までスッポリ落ちてしまった場合は「チェーンの交換時期」です。
2. チェーンを引っ張って確認する方法
チェーンを「アウターギア(一番大きいギア)」に入れたら、手やペンチなどでチェーンを引っ張ります。
チェーンリングの歯の根元が少し見えるくらいなら問題なし。
上の画像くらいに刃先が見えてしまったら即交換です。
3. 定規を使って調べる方法
実は『定規』を使ってもチェーンの伸びを調べることができます。
チェーンの1コマ(ピンの中心から次のピンの中心)は12.7mmあります。
10コマ分で127mmです。
交換の目安は1%の伸びなので、127×1.01=128.27mm。
つまり、10コマ分を定規で測って「128.27mm」以上あれば、そのチェーンは伸びきっているということです。
10コマ目のピンの中心が127mm付近ならOK。
ピンの中心が128.27mmを超えていたら、伸びきっており交換が必要です。
チェーンの摩耗を早める原因
- オイル切れ
- 汚れに含まれる金属粉
- 砂ぼこりが研磨剤となる
- 雨の日に使用する
- 高負荷のかかる乗り方
チェーンが常に汚れていたり、オイル切れを起こしていると、チェーンリングやスプロケットの摩耗を加速させ、「歯飛び」や「変速不良」の原因になります。
チェーン交換の目安は、3,000~5,000kmくらいといわれていますが、実際の寿命はその使用環境によって大きく異なります。
チェーンが汚れてきたと感じたら、キレイに掃除してからオイルを注すことが理想的です。きちんとメンテナンスされたチェーンなら5,000km以上使える可能性も十分にあります。
まとめ
- チェーンは消耗品
- 距離を走れば必ず消耗していく
- チェーンの寿命は長さでわかる
- チェーンチェッカーで簡単チェック
- なんとなくは御法度
- 交換時期をきちんと把握する
- 距離にして3,000~5,000kmが目安
チェーンを交換すれば、音が静かになり、駆動ロスが解消され、シャキッとした新車のような乗り心地がよみがえります。
今回紹介した中では『チェーンチェッカー』を使う方法が一番おすすめです。簡単・確実にチェーンの伸びを調べることができるので、1本持っておくと安心です。