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折りたたみ自転車の緩みをチェックする方法。早期発見、事故を未然に防ぐ!

1年乗った折りたたみ自転車の緩みをチェックする方法

自転車を構成するほとんどのパーツにネジが使われている。自転車に1年乗っていれば様々な箇所が緩んでくるもの。

路面からの振動や自分で調整したことによって、新車のときは確実に締まっていたボルト類にも、少しずつ緩みが出てくることがある。しばらく点検してないなと思ったら、この機会に一度確認を!

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ここが緩む!

自転車の緩みチェック

①サドル

サドルの緩みをチェック

路面からの振動と体重が直に掛かるサドルには、かなりの負担が掛かっているのでボルトが緩みやすい。サドルの角度を変えるときはしっかりと締め付けよう。

①シートポスト

シートポストの緩みをチェック

サドルと同様に体重が掛かるシートポスト固定部のチェックも忘れずに。こちらも高さを変えたときに締め付けが甘いことがある。しっかりと確認を。

②ハンドルのボルト類

自転車ハンドルネジの緩みをチック

ハンドルにあるブレーキレバーや変速機のボルトはこまめにチェックしておきたい箇所。また、ハンドル固定部のボルトも要チェック。走行中にハンドルが動くと事故に繋がりやすい。

③ヘッドパーツ

ヘッドパーツの緩みをチェック

折りたたみ自転車のヘッドパーツは異音とガタツキが発生しやすい。ブレーキを掛けたり、立ち漕ぎをしたときにギィギィ音がしたらボルトが緩んでいるので増し締めが必要。

DAHONでは6mmと10mmのアーレンキーが必要。9本組のアーレンキーセットがあると様々なメンテナンスに応用が効く。

③ハンドルポストヒンジ

DAHON K3のハンドルポストヒンジ

ハンドルポストヒンジとはレバーの開閉部分のところ。レバーを閉じたときに遊びやガタツキがないか点検する。調整方法は自転車を購入したときに付いてくる説明書に記載されている。白い樹脂パーツ(通称トウフ)が割れやすいので要注意。不安なら自転車ショップで調整してもらおう。

④スポーク&ホイール

自転車スポークの緩みをチェック

スポークを手で握って、その張り具合を確かめる。他の場所と比べて緩い箇所があれば、スポークが緩んでいる。自分で直せない場合はすぐにショップへ。

⑤クランク&ペダル

自転車ペダルの緩みをチェック

ペダルのボルトが緩んで異音がすることがある。クランクが緩んでいる場合は、漕ぐたびにカクカクといった感触を感じる。どちらもメンテナンスを忘れやすい箇所だ。

⑥チェーンクリングボルト

チェーンリングボルトの緩みをチェック

チェーンリングを固定しているボルトの緩みも意外と気がつきにくい。アーレンキーとペグスパナを使って締め直そう。

⑦プーリー

プーリーの緩みをチェック

知らないうちにボルトが無くなっていて走行不可能になることがあるので気をつけよう。キュルキュルという異音は油切れの可能性がある。

⑧ハブ

自転車ハブの緩みをチェック

ホイールを左右に振ってガタツキがあればハブのボルトが緩んでいる可能性がある。ハブのガタツキは中のベアリングを傷める原因。自分で直せない場合はすぐにショップへ。

⑨ブレーキ

Vブレーキの緩みをチェック

ブレーキ本体を固定するボルト、ワイヤーを固定するボルト、シューを固定するボルトなどブレーキ周りのチェックポイントは多い。マメな増し締めを。

⑩フレームヒンジ

DAHON K3のフレームヒンジ

フレームヒンジは折りたたみ自転車の最も重要な部分。走行前にヒンジが適正に調整されているか必ず点検する必要がある。もしヒンジに緩みや遊びがある場合は調整が必要。調整に少しでも不安があるならショップに相談しよう。

緩みのチェック方法

車体を持ち上げて落とす

自転車を持ち上げて落として緩みをチック

一番手軽にできる緩みのチェック方法は、自転車を10cmくらいの高さから落とすことだ。

自転車の緩みをチェックする方法

このときいつもと違う音が鳴ればどこかが緩んでいる可能性が高い。

このチェックをしておけば緩みが出たときにいつもと違った振動や音を感じられるようになるので、早期発見に役立つ。走る前にこれをやる癖をつけよう。

ハンドルを握って揺する

自転車ハンドルの緩みをチェック

前輪を両足で挟んで固定して、ハンドルに荷重をかけて上下左右に揺すってみる。手元にカクッという感触を受けるのであればヘッドパーツが緩んでいる。ハンドルが上下にしゃくれてしまうなら正しく設定し直して増し締めを行う。

サドルを動かす

サドルを動かして緩みをチェック

サドルの先端と後端を強く握って上下左右に強く揺すり、サドルが動いてしまわないか確認する。

ブレーキシューを動かす

ブレーキシューの緩みをチェック

ブレーキシューを指でつまんで揺する。シューが動いてしまうようであれば締め付けが甘い。

ホイールを回す

自転車ホイールを回して緩みをチェック

前輪と後輪、それぞれ回して音を聞く。ブレーキシューを擦っていないか、ハブから異音がしないか、回転中に変な感触が伝わってこないかがチェックのポイントだ。

真上からも見る

自転車ホイールの振れをチェック

真上から見て、回転にいびつなところがないかチェック。ブレーキシューを擦るくらい振れがひどい場合はショップで振れ取りをしてもらおう。

ホイールを左右に動かす

自転車ホイールを左右に動かして緩みをチェック

ホイールの横方向から何度か揺すってみる。ここでカクカクと感触があれば、ハブに緩みが出ている可能性がある。または、クイックリリースの緩みや、ホイールがフレームエンドの奥まで入っていない可能性も考えられる。

車体を前後に揺する

自転車を前後に揺すって緩みをチェック

前後のブレーキレバーを握って、お腹にサドルを付ける。その姿勢で車体を前後に揺すってみる。これでヘッドパーツの緩み、ブレーキの効き、シートポストの緩みなど、乗車時に体に触れる場所の緩みをまとめてチェックすることができる。振動がないのがベストな状態だ。

おわりに

自転車の緩みは、長期間メンテナンスしていないときや、自分で調整したときに起こりやすいトラブルだ。

とくに、とっさの動きや急ブレーキのときに思わぬ力がかかって事故の原因になることもある。1年乗ったら点検を。緩んでいたら増し締めを。