
これまで自転車のボルト締めは感覚に頼っていましたが、Amazonのタイムセールで見つけたBIKE HAND(バイクハンド)のトルクレンチを試しに購入。
実際に使ってみると、その使い勝手の良さにびっくり。こんなに便利なら、もっと早くに購入しておけば良かったと後悔しています。
BIKE HANDのトルクレンチとは
BIKE HANDのトルクレンチ YC-637を紹介します。
直読みタイプのトルクレンチ

BIKE HANDのトルクレンチセットは、1,980円前後と非常にリーズナブルな価格で販売されています。

目盛りを直読みするタイプで、10種類のビットがセットになっています。
トルク範囲は1Nm~12Nm

トルク範囲が1Nm~12Nmと広く、小型ながら様々な用途に使えるトルクレンチです。

これまで手の感覚を頼りに締めていましたが、このトルクレンチがあれば適切な締め付け具合で確実にボルトを締められるので、カーボンパーツの取り付けにも最適です。
10種類の豊富なビット

- 六角:2/2.5/3/4/5/6/8mm
- トルクス:T10/T25
- ドライバー:PH2

ビットはマグネットで本体にパチンと取り付けられる仕組みになっています。

付属のプラスドライバービットは、自転車の組立てやメンテナンスでよく使われる#2サイズなので、非常に便利です。

自転車パーツでたまに遭遇する「トルクスボルト」。これが締められるのもありがたいですね。
小型ながらも握りやすい

ハンドルは樹脂製ですが、しっかりとした剛性があり、軽量で扱いやすいサイズです。

メーター側まで指を伸ばせば、しっかり握れて、必要な締め付けトルクを十分にかけられます。
台湾製

BIKE HANDは、台湾に拠点を置く自転車専用の工具メーカーです。高い品質とリーズナブルな価格で人気があります。
トルクレンチの使い方

ボルトを締め込むと、針が動くので指定のトルク値に達するまでボルトを締め続けます。
ただし、ハンドルを緩めると針が元の位置に戻ってしまうので、最大トルク値を素早く確認する必要があります。数回もやれば、すぐにコツが掴めます。

トルクレンチを使用する際は、目盛りを正面から確認する必要があります。
そのためボルトの位置によっては、体の姿勢を変えるなどして、目盛りを読み取る必要があります。
12Nmあれば、ほとんどカバーできる!

自転車の締め付けトルクをざっと調べてみました。
| パーツ | 締め込みトルク |
|---|---|
| フロントディレイラー | 5~7Nm |
| リアディレイラー | 8~10Nm |
| シフトワイヤー | 6~7Nm |
| プーリー | 2.5~5Nm |
| Vブレーキ | 5~7Nm |
| ブレーキシュー | 6~8Nm |
| ブレーキワイヤー | 6~8Nm |
| ブレーキレバー | 6~8Nm |
| STIレバー | 6~8Nm |
| クリート(SPD,SPD-SL) | 5~6Nm |
| シートポストクランプ | 5~6Nm |
| ボトルケージ | 2~4Nm |
| ステム(ハンドル側) | 4~6Nm |
| ステム(コラム側) | 4~8Nm |
| チェーンリング | 12~14Nm |
| ペダル | 35~55Nm |
| BB(ボトムブラケット) | 35~55Nm |
| サドルレール固定 | 18~22Nm |
| スプロケット | 30~50Nm |
ペダル、BB(ボトムブラケット)、サドル、スプロケットなどは、12Nm以上の締め付けトルクが必要ですが、それ以外のパーツはほとんどが12Nm以下で十分です。
つまり、BIKE HANDのトルクレンチさえあれば、自転車のほとんどのパーツをカバーできるということです。
まとめ
- トルク範囲は1Nm~12Nm
- 10種類の豊富なビットが付属
- 目盛り直読みタイプ
- コンパクトで扱いやすいサイズ
- 持ち運びにも便利
- カーボンパーツの取り付けに最適
これまでは手の感覚でやってきましたが、トルクレンチがあるとないとでは安心感が全然違います。
使い続けていれば、だいたいのトルクの目安が身につくので、初心者の入門用に最適だと思います。
また、トルクの確認だけでなく、パーツの付け外しにも単純に役立ちます。



