ダイソーに売っていた『自転車用 空気入れスプレー』がちょっと気になったので購入。
いったいどれくらいの空気をタイヤに充填できるのか?
実際に使って、その空気圧を測定してみました。
ダイソーの自転車用 空気入れスプレー
成分:LPガス
容量:80ml
価格:税込110円
大人用自転車タイヤの空気が抜けきった状態で約5回使用可能(タイヤの径によって異なります)。
軽く抜けたときの補充なら約20回使用することができます。
英式バルブ専用
スプレーのノズルは「英式バルブ専用」に作られています。
おもにママチャリなどのシティサイクル用ですね。
小さいホイールでは使えない
20インチの自転車に使おうとしたところ、缶がスポークにつかえて入りませんでした。
一般的なママチャリのホイールなら問題ありませんが、小径車で使用する場合は注意してください。
何気圧まで入るのか測定してみた
いったい何気圧まで入るのか気になったので測定してみることに。
英式バルブに変換する
「英式バルブ」では空気圧を測定できないため、「仏式バルブ」のタイヤを使用します。
しかし、このスプレーは「英式バルブ専用」なので、まずは『仏式→英式変換アダプター』を装着。
空気を注入する
あとは限界まで空気を注入するだけ。
ノズルをしっかり押し付ければ、漏れることもなく入れることができます。
空気圧を測定する
仏式バルブに戻してから「空気圧計」で空気圧を測定します。
測定結果
測定できた空気圧は「261kPa」なので、約2.6気圧入ったことになります。
タイヤの種類によって値は前後すると思いますが、おそらく入っても3気圧あたりが限界でしょう。
ママチャリの推奨空気圧が300kPa(3気圧)なので、やはりこの『空気入れスプレー』はシティサイクル用のようです。
空気が抜けやすい
翌日、タイヤを押してみると空気がだいぶ抜けていました。
空気圧を測ってみると、1日で2.6気圧→1.3気圧に低下。
普通なら1日でこんなに空気が抜けることはありえませんが、このスプレーは成分が「LGガス」なのでゴムに溶解してどんどん抜けていってしまいます。
ママチャリで使うにしても緊急時の応急処置として使うことになるでしょう。家に帰ったら一度チューブ内の空気を抜いて、フロアポンプで入れ直す必要があります。
まとめ
- 英式バルブ専用のノズル
- シティサイクルの空気補充に最適
- 約2.6気圧の空気を注入できた
- LGガスだからエア抜けが早い
- 緊急用としておすすめ
ロードバイクでは空気圧が足りませんが、ママチャリなら問題なく使用することができます。
しかし、1日で空気がごっそり抜けてしまうのが欠点。
緊急用としての使い道しかないので使い勝手はイマイチです。