自転車の「気になる小傷」をどうにかするため、手軽に使えるクレヨンタイプの補修ペンを購入しました。
ソフト99のキズペン
今回使用するのは、ソフト99の『キズペン』です。
金属と樹脂に使用可能で、防錆効果があります。
4色購入
上の4色を購入したので、それぞれ試していきます。1本あたり500円ほど。
クレヨンタイプの固形ペン
「固形タイプ」なので液ダレの心配なし。傷をなぞるだけで補修できるからお手軽です。
クレヨンより口紅に近い
実際に使ってみたところ、思ったよりも柔らかく「クレヨン」というより「口紅」に近い感覚でした。
芯の出し方
芯が減ってきたら「鉛筆」や「アーレンキー」を使ってゆっくり押し出します。
ラベルに色の名前がない
キズペンのラベルに色名が記載されていなかったのが残念。
つまり、複数持っている場合は、いちいちフタを開けないと色がわかりません(汗)
このままでは使い勝手が悪いので、自作のラベルを作って貼り付けました。
キズペンの塗り方
キズペンの「ブラック」を使って、自転車スタンドの傷を補修していきます。
ササクレをとる
補修する箇所に「ササクレ」がある場合は、きれいに取り除いておきます。
耐水ペーパーで削ったり、カッターの刃先で取り除くといいようですが、わたしは面倒だったので爪で取ってしまいました(笑)
脱脂する
施工する部分に「油分」や「汚れ」が残っていると、塗料が剥がれやすくなるので『シリコンオフ』でしっかり脱脂します。
なければ中性洗剤で洗ったり、アルコールで拭いても問題ありません。
塗り方のコツ
浅い傷は、傷を撫でるように塗るときれいに塗ることができました。
深い傷は、傷に対して直角にすり込みながら塗っていき、傷が埋まるまで塗って乾燥してを繰り返します。
乾燥させて完了
塗ったところは10分程度で乾いて指で触れるようになります。
実際に使ってみた感想としては「簡単で手軽なわりにうまく隠せるな」といった印象。
クランクの当て傷
クランクの傷もブラックで補修してみました↓
ブラックが少し薄いですが、言われなければ気付かない程度まで補修できています。
黒いマジックペンと違って、傷を埋めながら補修できるのがグッド。
傷を完全に目立たなくさせるのは無理ですが、よほど神経質でなければ満足できるレベルかと思います。
キズペンを除去する
失敗したときは「シリコンオフ」や「アルコール」ですぐに拭き取れば元に戻せます。
硬化後は落としにくくなるので、専用品の『スプレーシンナー』を使うといいでしょう↓
ツヤ消しブラックを試す
今度は「ツヤ消し塗装のクランク」に塗っていきます。
傷がついたままの状態に比べ、かなり目立たなくなりました。
ツヤ消しブラックは使いやすい
今回使った中だと「ツヤ消しブラック」が一番使いやすかったです。
傷が完全に消えることは無いですが、かなり自然な塗装に近づきます。
軽い擦り傷なら「トントン」と軽く当てるだけで目立たなくなります。
飛び石などの小傷や、マットブラックのフレーム傷にも良いと思います。
ガンメタを試す
チェーンが当たって出来たフレーム傷に塗ってみます。
これはちょっと色が合いませんでした。
フレームの色によっては、色が豊富な『タッチアップペン』を使ったほうが良いでしょう。
広範囲の傷はどうか?
深くて広い傷にも試してみます。
1回では埋まらないので、10分おきに塗り重ねていきます。
なんとか平らにできましたが「塗りムラ」があります。
この場合は、完全硬化したあとに目の細かいサンドペーパーで磨けば滑らかになるはずです。
シルバーを試す
これはアウターケーブルによってできた擦り傷です。
明るめのシルバーだったので、これも色が合いませんでした。
シルバーにも濃い薄いがあるので、色の合わせ方が難しいです。
やはりブラックあたりを使っておくのが無難かも。
まとめ
- クレヨン感覚で塗れる
- タッチペンより乾燥が早い
- 色さえ合えば使いやすい
- 飛び石の簡易補修に
- ツヤ消しブラックがおすすめ
ブラック、ツヤ消しブラックは使い勝手よし。
ガンメタ、シルバーは色が合いにくい印象です。
キズペン自体は「クレヨンタイプ」なので液ダレの心配がなく塗りやすかったです。
色さえ合えば目立ちにくく、違和感のない仕上がりになります。
ただし、完璧を求めてはいけません。あくまでも傷隠しのレベルです。