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車のドライバーたちを慎重にさせるテクニック【自転車の豆知識】

自転車がいるのに強引に右折する車

街中で自転車に乗るのは、時として難しい場合があります。

それは車のドライバーたちがサイクリストに対して威圧的なことがあるからです。

今回は車が自転車に対して“安全な運転をするように仕向ける”テクニックを紹介したいと思います。

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気づかないふりをする

ジャスト・ライド グラントピーターセンの本

『ジャスト・ライド』という本の「予測の罠」という章に車が自転車を注意深く追い抜くように仕向ける方法というものが載っていました。

要約すると以下のようなことが書いてあります。

多くのドライバーは自転車の動きが予測しやすいことを願っている。自転車が予測不可能な動きをすると、みんなイライラし、スピードを落としてしっかり注意を払うようになる。これは車にとっては不便なことだが、自転車にとっては非常にいいことだ。

自転車をいくらか蛇行させて、車が近づいているのに気づいてないように見せかける。目的はドライバーを怯えさせることではない。正しく乗りながらも、車が注意深く自転車を追い抜くように仕向けてやることだ。

なるほど。あえて車に「気づいていないふり」と「予測できない動き」をして、車が安全な運転をするように仕向けてやるということのようです。

関連記事:レースが自転車をダメにする『ジャスト・ライド』という本が面白い

行動が予測できないと車は慎重になる

高齢者の自転車に気を配る自動車

例えば、高齢者が自転車に乗ってヨロヨロ運転をしていたら、ほとんどの車はいつも以上に慎重になります。

その理由は行動が予測ができなくて危険だからです。

上で紹介した『ジャスト・ライド』はこれと同じことを言っているのだと思います。

車のドライバーに「予測できない・危ない」と思わせれば、高齢者にしているような慎重な運転をするようになるということですね。

車が慎重になるように仕向ける

自転車のフラフラ運転、うつむいて運転、頭をかきながら運転

車に注意を払ってもらいたいときに、わざとフラフラ運転をしたり、うつむいたり、頭をポリポリかいたりして「気づいてないアピール」をします。

これはあくまで車に注意深く運転してもらうための演技なので、慎重に予測不能になることが大切。こちらはハッキリと車の存在に気づいていなければなりません。

これで後ろから嫌な感じで近づいてきた車に距離をとってもらいたいとき、少しだけ蛇行してやれば危険を感じて安全な運転をしてくれるというわけだ。

もちろん迷惑運転を推奨しているわけではない。そこのところだけははっきりさせておきたい。

「気づかないふり」の効果

自転車に乗っているときに車に譲ってもらうテクニック

そんなに頻繁にはやりませんが「車に安全に抜いてほしいとき」など、駆け引きが面倒なシチュエーションで実行してみると、効果を実感できることが多いです。

それから、いつまでも「気づいてないふり」をしていると「ただの危ない人」なので、演技をするのは少しの間だけでOK。

一瞬だけ車に「この自転車ちょっと危ないかも」と思わせるだけで効果があります

うつ向いて少し蛇行するなど、不安定でぼんやりしている姿を少し見せるだけで、後ろから安全に追い越してもらえるのです。

車の意向を尊重する

一番平和的な解決方法は、車の意向をくみとって、こちらからさっさと道を譲ってしまうことです。

車に道を譲る自転車

わたしも車に乗りますが、狭い道で車道を走っている自転車はやはり邪魔に感じてしまいます(汗)

後ろから車が迫っていたら、できるだけ端によるか、止まるなりして、車を先に行かせたほうが結果的に自分も安全です。

まとめ

「気づいてないふり」や「予測不可能な動き」をすると車はいつもより慎重に追い抜いてくれます。

これは車のドライバーからしたら行動が予測できなくて危険だからです。

そして、このテクニックは車のドライバーをビビらせるのが目的ではありません。

自転車に対して安全な運転をするように仕向けてやることが目的となっています。