よく回転すると評判のボトムブラケット『TOKEN TK878EX』を購入しました。
気になっていた商品なので、実際に使ってみた感想をレビューしていきます。
TK878EXとは
スペック
製品名 | TK878EX / TK878TBT |
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価格 | ¥5,800 TK878EX ¥13,500 TK878TBT |
カラー | ブラック、ゴールド、レッド、ブルー |
フレーム規格(ROAD) | BSA 1.37″×24T 68mmシェル シマノ互換 |
フレーム規格(MTB) | BSA 1.37″×24T 68/73mmシェル シマノ互換 |
ベアリング | TK878EX(スチールベアリング) TK878TBT(セラミックベアリング) |
カップ材質 | CNCアルミニウム |
平均重量 | 105g(セット) |
クランク軸が直接シールドベアリングへ接する構造。
ベアリングの左右に装備されたデュアルウォーターシールが水や汚れの浸入を防ぎます。
付属するスペーサーを組み合わせることでMTB用としてもお使いいただけます。
TK878EXのベアリングは普通の剛球バージョンです。
セラミックベアリングを使った『TK878TBT』という商品もあります。
開封の儀
私が購入したのは安い並行輸入品。
箱が国内正規品とは違うみたいです。
BBを取り出すと筒の中に取扱説明書が入っていました。
取扱説明書 [クリックで拡大]
取り付け方法
0.5/0.5/2.5mmと3枚のスペーサーが付属しています。
JIS(BSA) 68mmでシマノのロード用クランクを使用する場合、
0.5mmのスペーサーを左右に1枚ずつ入れます。
シェル幅70mmやSRAM、MTBへの取り付け方は上の取扱説明書を参照してください。
使用する工具
ホローテック用の工具『TL-FC32』で締められます。
締付けトルクは35-50Nm。
TL-FC32とは
シマノ製ホローテックⅡのBB(ボトムブラケット)の取付け時に必要なレンチです。
その他、詳細
並行輸入品だからか元から筒が汚くてシールが何も貼ってない。
あまり気持ちのよいものではないですね。
ケチらないで国内正規品を買えばよかった。
ベアリング部分と裏側はこんな感じ。
シールは簡単に外せます。
指でも外せますが、精密ドライバー等をシールの隙間に入れて外すとよいでしょう。
ベアリングは「Takino 24377RS」というのもを使用しています。
ベアリングは輸入品も国内品も同じベアリングのようです。
台湾製のベアリングらしいですが、回転はスムーズで問題なし。
シールが回転を妨げる?
シールとベアリング内側(赤線の所)が接触します。
はじめベアリングを指で回すと思ったより回転しない。
そこでシールを外した状態でベアリングを回転させたら、めちゃくちゃスムーズでビックリ。
シールにより防塵性は高くなりますが、回転抵抗が大きくなってしまうんです。
それでもシマノのBBよりはよく回転しますけどね。
シールの抵抗対策
ベアリング表面にオイルを塗ってシールの抵抗を減らしています。
グリスを塗っても大丈夫でしょう。
オイルの潤滑性でだいぶ滑らかに回るようになりました。
シマノ SM-BBR60と比較
まず大きさが違います。
SM-BBR60は新設計になって外径が小さくなっています。
トーケンは昔のシマノと同じ大きい外径です。
実測重量は以下のとおり
- シマノ SM-BBR60 75g
- トーケン TK878EX 96g
シマノは小型になっただけでなく軽量化も果たしています。
しかし、そこまで気にする重量差ではないですね。
シマノはベアリング部分がカバーで覆われているので回転抵抗が大きい。
しかし、その分、防水・防塵性能は高いでしょう。
トーケンはクランク軸が直接ベアリングに接する構造になっています。
抵抗となるものがないので回転がスムーズです。
指でベアリングを回すとトーケンに比べてシマノはだいぶ回転が渋い。
トーケンBBを使ってみた感想
クランクを手で回転させるとシマノより軽い力でクルクル回ります。
しかし、TK878EXでいつものサイクリングコースへ出かけましたが、ぶっちゃけ大きな違いは感じない。
サイコンの走行データもいつも通り。
あえていうなら、ペダリングがなめらかになったかなー?って感じ。
確信が得られるほどの効果は感じないです。
でもシマノの回転が渋いBBから交換したので気分的にはいいですよ。