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フロントフォークにガッチリはまった下玉押しを取り外す手順

フォークとクラウンコーンリムーバー

今回はフロントフォークの下玉押しを専用工具を使って取り外します。

使用する工具は『GIZA クラウンコーンリムーバー』です。

下玉押しはフォークにガッチリはまっているので、専用工具でないとまず外せません。

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クラウンコーンリムーバーとは

フォークからクラウンコーン(下玉押し)を取り外す専用工具。

素材はスチール製で重量は240gです。

適応フォークコラムサイズ:1″~1.5″(φ25.4~38.1mm)

使用方法

クラウンコーンリムーバーの使用方法

フォークと下玉押しの隙間に工具をあてがい、鉄製のハンマーで柄を叩きます

ゴムやプラスチックのハンマーでは駄目です。

反対側からも同様に叩き、少しずつ下玉押しを外します。

カッターの刃で隙間をつくる

オルファの替刃とフォークの下玉押し

フォークと下玉押しの間に隙間がまったくないので工具が入りませんでした(汗)

無理やり叩くとフォークに傷が入りそうな感じがします。

そこで“カッターの刃”を使って隙間を作ります。

使用するのはオルファ替刃10枚入りです。

下玉押しをカッターの刃で隙間を作る

こんな感じでカッターの刃を鉄製のハンマーでトントンと叩いていきます。

少しずつズラしながら、ぐるりと一周打ち込んでいきます。

手を切らないように気をつけてください。

カッターの刃で下玉押しに0.5mmの隙間ができた

カッターの刃は厚みが0.5mm。

だから、こんな感じで0.5mmの隙間ができました。

これでクラウンコーンリムーバーを使用する準備が整いました。

クラウンコーンリムーバーを使用する

クランコーンリムーバーとフォークの下玉押し

カッターの刃で作った隙間に工具を差し込みます。

慣れるまでは少しずつ加減しながらハンマーを叩きましょう。

少し隙間が空いたら工具をズラしてを繰り返します。

四方が均等になるように隙間を作っていきます。

クラウンコーンリムーバーの間違った使い方

工具の刃をテコの原理で上下にグイグイするのは駄目です

刃が折れてしまいますし、フォークにも傷がつきます。

クランコーンリムーバーを使ってできた下玉押しの隙間

ここまで隙間が空きましたが、まだ外れません・・・

クランコーンリムーバーで下玉押しを外すことが出来た

工具が根本に付くまで叩いたらやっと外れました。

クラウンコーンリムーバーを使用したあとのフォークの傷

若干フォークに傷が入りましたが問題ない程度かと思います。

クランコーンリムーバーで外した下玉押しの状態

下玉押しは結構傷が入ってしまった。

外した下玉押しは再使用せず、交換することをおすすめします。

下玉押しを外したあとのクラウンコーンリムーバーの状態

工具の刃に欠けはありません。

間違った使い方をしなければ問題ないです。

上で述べた通り、テコの原理でグイグイしては駄目、柄を叩くだけにしてください。

フォークに割の入った下玉押しを圧入する

新しい下玉押しには「割り」が入っているので素手で簡単に押し込めました。

全部こうなってれば取り外しに苦労しないんですけどね・・・

次回はヘッドワンリムーバーでヘ古いヘッドセットの上下ワンを外して、新しいヘッドセットを圧入します。